ゲートの先には、小太りな中年男性「区役所　課長」がいるはずだ。彼は、「この世界で生きていくための、４つの任務」を提案してくれるクエストの依頼者でもある。クエスト達成時には、１万円の支援金も用意してくれるのだ。

1. 服屋を訪問し、NPCと会話をしてアイテム購入ウィンドウを開く
2. 武器屋を訪問し、NPCと会話をしてアイテム購入ウィンドウを開く
3. コンビニを訪問し、NPCと会話をしてアイテム購入ウィンドウを開く
4. 銀行を訪問し、銀行口座を開設してから個人ロッカーを開く

この４つのクエストだが、回る順番は関係ない。ただし、効率よく回るにはいくつかのポイントがあるので紹介していこう。

４つの任務だが、内容は簡単。しかし、無計画に行動すると時間がかかってしまうのも事実。そこで、台東区役所を出たら全体マップ表示（タブキー）をしてみよう。マップが表示され、各ショップの場所を確認できる。

依頼として周るのは、服屋、武器屋、コンビニ、銀行の４つ。マップで確認すると分かるが、銀行と服屋は一ヵ所ずつしかないので問題ないが、コンビニは２件あり、武器屋に限っては表示さえされていない。
コンビニの場合は、２件どちらの店に入ってもクエスト達成とみなされ問題ない。自分の行きやすい方を選んでいこう。
また、武器屋だが、この世界に「武器屋」として屋号をかまえている建物は存在しない。ただし、武器屋の業務を行っている人は存在する。今回はその人物に会うことでクエスト達成となるのだ。その人物とは、浅草警察署内にいる「登録武器取引　公務員」がその人だ。

武器屋の場所を「警察署」と確認できれば、必然的に最適のルートが決まってくる。コンビニは、効率の良さから服屋に近い場所を利用すると考えると、「区役所　→　銀行　→　コンビニ（マップ南側の店）　→　服屋　　→　警察署　→　区役所」か、その逆のルートが理想的といえるのだ。

また、ルートを回る前には１点だけ準備が必要になる。それは、銀行口座を開設するための資金1000円だ。手持ちの少ない場合は、集める必要があるが、この台東区周辺のマップで登場するモンスターは、α訓練所に登場した「ゾンビ」ばかり。しかもゾンビの場合、倒しても落とす金額も少なく、経験値も少ない。そのため、お金集めや経験値を集めとして考えると、非常に効率の悪いモンスターでもあるのだ。
そこで、資金集めを行う場合にオススメしたいのが、「β訓練所」だ。β訓練所は、敵の数も豊富であり、比較的やられにくく、しかも入手できるお金と経験値もゾンビに比べて多め。まさに、資金調達には、万全のエリアといえるのだ。

資金1000円が揃ったら、あとは４つの場所を一気にまわり、区役所　課長の任務を一気に解消していこう。途中、服屋や武器屋に立ち寄るため、資金のあまっている人は、武具を購入したくなるとは思うが、ここでは我慢。任務後には支援金１万円が支給されるので、「購入は資金が貯まるまでお預け」というのが後々有利にはたらくはずだ。

資金が入手できたら、次のクエストのために、装備の準備を固めよう。オススメの防具は、男性の場合、服屋のチノパン（4500円）とコットンシャツ（3500円）。女性の場合は、パープルスカート　（3300円）とグレーノースリーブ　(4600円)だ。

そして武器屋は、打撃系武器の場合は日本刀　（2800円）で、銃器の場合は訓練所で貰ったH&K SP89（7800円）をそのまま使おう。資金が足りない場合は、銀行口座の開設の時のようにβ訓練所で調達すると良いだろう。

区役所　課長の任務が遂行できると、マップ上で移動できる場所も増える。次に行うのが、「パラレルワールドシステムの利用資格」の入手だ。「パラレルワールドシステム」とは、時間移動できる大型のタイムマシーン施設であり、スタート地点である「台東区役所　本館地下一階」に存在している。パラレルワールドシステムを使うことで、プレイヤーは移動できる行動範囲が広がるため、戦いに参加するのに不可欠な資格といえるのだ。

ただし、利用は許可制。許可を得るためには、レベル10より受けられる、浅草警察署の吉田小隊長の任務を遂行する必要があるのだ。

浅草警察署の吉田小隊長に、「パラレルシステム許可証」の発行願いを出すと、発行するためには警察任務への協力が必要だと言われてしまう。任務の内容は、「台東高校に出没するWITO兵士から攻撃計画の証明書の入手」だ。

台東高校は、浅草警察署の画面左にある。高校の敷地周辺には、台東区全体でみられるゾンビ系のモンスターだけでなく、WITO軍の「情報兵」が数多く確認できる。吉田小隊長からの任務は、この情報兵を倒し「WITO軍　配置文章」を入手することだ。

情報兵は、攻撃主体の兵士ではないため、一撃で瞬殺されるような強敵ではない。移動スピードも歩行程度のため、囲まれないように慎重に対応すればやられることなく倒せるだろう。ただし、一度の攻撃で３発の弾を撃つため、ダメージは予想以上にでかい。ダメージを受けることを前提で攻撃すると、倒されてしまうこともあるので、攻撃はなるべくくらわないように注意していこう。

「WITO軍　配置文章」を入手し、吉田小隊長へ届けることで、任務は完了。「パラレルシステム許可証」を入手できる。許可証を入手することで、スタート地点である「台東区役所　本館地下一階」のパラレルシステムゲートへ入れるようになるのだ。これで、いよいよ別の時代の戦闘にも参加可能となる。

このクエストを受けるにはレベル10以上の制限があるため、達成していない人は、台東高校の周辺にいるWITO軍の情報兵や校舎内にいる敵を倒しレベルアップに励もう。台東高校の校舎内にいる敵は、ひとランク上の敵であり、出現数も多いため戦うときは慎重に！

パラレルワールドシステムの行先となる2003年新宿は激戦区だ。敵の強さも、浅草とは比較にならないほど跳ね上がる。そこで、レベル15くらいになるまでは、浅草で準備するのがオススメ。そのなかでも特にオススメしたいのが、浅草の各所に点在する「地下駐車場」だ。

地下駐車場では、経験値とお金の代わりに「褒章」が与えられる。褒章は、区役所の所長とのころで「褒章×１の現金」、もしくは「褒章×２の経験値」と交換してもらえる。経験値、お金の入手をプレイヤーが自由に調整できるのだ。 お金は、褒章を使わなくても、他に入手の方法があるため、褒章はできれば経験値に変えるのがオススメだ。

褒章を使わない資金の入手方法は二つ。
そのひとつが、ドロップアイテムの利用だ。地下駐車場の敵の出すドロップアイテムは、そのほとんどがアップグレード商品のため、売りに出したり露店に出展したりして、資金を集めることも可能なのだ。
また、もうひとつは、クエストの達成だ。区長からクエストを受領し、地下駐車場に挑むことで、クエストアイテム「ドラコブラの毒素」、「ラバピアースのトゲ」、「アイボールの目玉」も入手可能となる。

地下駐車場で、褒章による経験値アップと、アイテム入手とクエスト達成による資金調達を同時に行えば、効率の良いレベルアップとなるはずだ。

地下駐車場に登場するモンスターは、「スネークテイル」、「アイボール」、「ラバピアース」、「ドラコブラ」の４種類。　スネークテイル>アイボール>ラバピアース>ドラコブラの順で強くなり、入手できる褒章も敵の強さによって変化するのだ。

地下通路では、早めの掃討を目的としているため攻撃重視がオススメ。銃器では「M16A1」、近接武器では「はがねの槍」などを揃えたい。防具は、資金に余裕できたら揃えていこう。